ピラティスだけでは物足りない?
有酸素運動と組み合わせるメリットや順番についてのヒント

海外の女優やモデルも日常生活に取り入れいているということで近年ますます人気のピラティス。心身の健康をつくり、美しい体を作ることのできるピラティスですが、有酸素性がないため、「運動するからにはやっぱり汗をかきたい!」という方には、物足りないかもしれません。

そこで今回のコラムでは、ピラティスと有酸素運動を組み合わせることのメリットや、組み合わせる際のポイントなどをご紹介していきます

目次

ピラティスとは

ピラティスは、1920年代にドイツ人のジョゼフ・ピラティスによって考案された運動法です。

ピラティスでは全身の筋肉を均等に鍛えることに重点を置いており、呼吸と動作を同時に行いながら実施するエクササイズが特徴的です。継続することにより、身体のバランスの調整や筋肉の柔軟性、筋力向上などの効果が期待できます。

有酸素運動とは

有酸素運動は、心拍数を上げることで酸素消費量を増加させ、持続的にエネルギーを使う運動のことを指します。例えば、ジョギングやウォーキング、サイクリングなどが有酸素運動に分類されます。

有酸素運動を続けることで、心肺機能の向上や脂肪燃焼効果が期待できます。

ピラティスと有酸素運動を組み合わせることのメリット

ピラティスと有酸素運動を組み合わせることで、次のような効果が期待できます。

  • 体幹の強化:
    ピラティスは体幹を鍛えることが得意で、姿勢改善や腰痛予防に効果があります。有酸素運動も、適度な運動量を維持することで体幹の筋肉を使うため、両者の組み合わせは体幹の強化に効果的です。
  • 心肺機能の向上:
    有酸素運動は心肺機能を鍛える効果がありますが、ピラティスも呼吸法に重点を置くことで、深呼吸による心肺機能の向上が期待できます。この組み合わせにより、より効率的に心肺機能を向上させることができます。
  • 柔軟性の向上:
    ピラティスは筋肉の柔軟性を高めることが得意で、関節の可動域を広げることが期待できます。有酸素運動は筋肉をウォーミングアップさせ、より効果的にストレッチを行うことができます。両者を組み合わせることで、柔軟性が向上し、怪我のリスクを減らすことができます。
  • 脂肪燃焼効果:
    有酸素運動は脂肪燃焼に効果的ですが、筋肉量が増えることで基礎代謝が上がります。ピラティスで筋力を向上させることで、脂肪燃焼効果を高めることができるため、組み合わせることでダイエット効果が期待できます。

ピラティスと有酸素運動を組み合わせる際のポイント

ピラティスと有酸素運動を組み合わせる際には、以下のようなポイントを意識すると良いでしょう。

  • 週に2-3回のピラティスと週に3-4回の有酸素運動を行うことで、効果的なバランスを保つことができます。
  • 有酸素運動は30分以上を目安に、適度な強度で行うことが効果的です。運動強度は心拍数で測定し、目標心拍数の60%〜80%を維持することを目指しましょう。
  • ピラティスと有酸素運動を1日に組み合わせて行う場合、先に有酸素運動を行い、筋肉をウォーミングアップさせた状態でピラティスに取り組むことがおすすめです。
  • 運動強度や内容によっては無理をせず、無理のない範囲で運動を楽しみましょう。また、適度な休息を取り、リカバリーも重視することが大切です。

まとめ

ピラティスと有酸素運動を組み合わせることで、心肺機能の向上、柔軟性の向上、体幹の強化、脂肪燃焼効果など、さまざまな効果が期待できます。適切なバランスで両者を取り入れることで、全身のバランスを整え、健康的な体を作り上げることができます。

一方で、日々忙しい生活の中で両方取り入れるのは難しいということもあるかもしれません。そんな時は、ひとつの動きで筋トレも有酸素もストレッチ効果もあるラグリーフィットネスもおすすめです。

是非、自分のペースで無理なく継続し、効果を実感していってください。

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